今回は塗装工程の中塗にあたる塗料についてご説明いたします。中塗に該当する塗料とは、塗装全体の機能の中心となる役割を担った塗料となります。一般的には塗膜の厚みを稼いだり、模様を出すために厚みのある塗膜を形成したりと、塗装に付加価値や変化をつけることがこれら塗料の使命となります。また防水塗料などのように防水能力をもった塗膜を形成する部分がこの部分にあたりますし、鉄部用の塗料では下塗の防錆能力(錆を止める力)をさらに増幅させるために中塗塗料で再度防錆能力を付与する等さまざまな用途による塗料が設定されています。一概には言えませんが塗装の性能は塗膜の厚みがひとつの要素となります。したがって中塗はこの厚みをもたらすための大事な工程となるわけです。さらに中塗は下塗との相関性、上塗(仕上)塗料との連動性等 はさまれる塗料としての特性としてどちらにも悪影響のない性質であり施術が求められる塗料でもあります。指定された塗料を規定通りに塗装することが何より大切な要素となります。
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