長らく塗料の話をしてきましたが、そろそろ塗装作業についてお話をしていきたいと思います。そこでまず「塗装をしよう」と思った時、何からはじめたらいいでしょうか？塗料を用意する、道具をそろえる、塗装方法を調べる　どれも正解ですが実はもっと大切な準備があるのです。それは塗装をするための計画を立てることです。色々な状況があるかもしれませんが、塗装は養生（汚れないようにする作業）や下準備をきちんとしないとはじめられない行為です。ですから一度はじめると最低1つの工程が終わるまではやめられないと思って取り組まないと毎回準備だけで終わってしまう結果に陥ります。またスケジュールがタイトだと塗装が雑になったりケースによっては事故や塗装そのものの失敗につながります。ですから大雑把でも塗装の日程や予定した時間で実行できる作業を前もって決めておくことが大切になってくるのです。ご自分の都合や家族の都合　その他塗装をする上で影響がでそうな事柄を確認した上で、その塗装に必要な日数、時間等　どれだけの期間でできるかを考えます。さらに何時から何時までの間に実施するかを検討します。たとえば春4月にご自宅の屋根を塗装しようと思いたったとします。ご自身は休み（土日や祝日）を利用してやってみようと思います。自分の力量から５日間あれば出来るのでは？（感覚で結構です）と思ったらそれが実際に塗装する作業日程となります。５月のＧＷにまとめて休めるのでそこを作業期間と決めます。気候的にもいいし雨も少なそう、家族も出かける予定がないので手伝ってくれる可能性も高い、町内の行事もないし近くでホコリが舞うような工事もしていない。ここまでで5/1〜5/6までのＧＷ期間が塗装作業日程となり4/30までに塗料や道具その他の準備をすればＯＫ、ＧＷ明けの週末に後片付けや借り物等の返却　といった具合にある程度の予定が確定するわけです。こうして計画を立てると「塗装をする」という実感がわいてくるとともに不意の予定変更にも対応できるし何より余裕をもって作業ができます。先にも述べましたが塗装の作業は結構根気のいる行為で大概の方は飽きてきたり、面倒になったりと中途半端に投げ出してしまうことも結構お聞きします。そして途中で止めてしまうことはやらないでいることより厄介な事態を生みます。ぜひはじめたら最後まで責任と勇気をもってやり遂げるためにも計画をたてて実行することを強くお勧めします。

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