もう一つ、この事前の告知には家族やご近所への配慮という点でも大きな意義があります。以前塗装という行為はまわりからあまり喜ばれる行為ではないということをお話しましたが、やはり臭いの問題や塗料の飛散等廻りに迷惑をかけることも少なくありません。プロは完璧に養生をして外へ出ないようにしますし最短の作業日程でこなしていきますから まわりも認めてくれますが、一般の方の場合はこれら養生や対処が出来ないわけですから必然的に「大丈夫なの?」ということになるわけです。当然色々なケースがあるので一概には言えませんがそんな時やはり一言「みんなに臭い思いをさせるかも知れないけど、家のテーブルきれいに塗装したいんだけど」と一言相談するとか、お隣に「来週の日曜日 自宅の屋根の塗装しますのでご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします」と一言断ることでトラブルを回避したり前回申しました事故等の予防になったり 作業後の家庭内の不和やご近所づきあいへの影響を最小限にすることが肝心と思います。実はこの辺の気配りが不足していてトラブルや喧嘩、挙句の果てには訴訟問題にまで発展したという事例も聞いております。一言「すいません」と伝えることですむのならやらない法はないと思います。ただしそのときはたとえ家族であったとしても丁寧に心をこめて伝えてください
以前ご自宅の屋根塗装を実施されたお客様が作業後改めて来店された際このような感想をおっしゃっていらっしゃいました。上記のようなアドバイスにしたがってお隣近所に告知をされてから作業をされたそうですがその際、中には「塗料を飛ばさないで」とか迷惑そうな表情をされた方もいらしたそうです。そして実際に屋根に上って作業していた時に登ったハシゴがずれて下に倒れてしまったそうです。家族の方々は出かけられていて下りられず途方にくれていたところお隣の方が気がついて助けてくれたそうです。そのお隣さんは塗料が飛んでこないかとたびたび外へ出てきては確認していたということで、実は塗装作業をあまり良くは思っていなかったようで、そのことが頻繁に監視(言葉は悪いかもしれませんが)する結果となり、さらに緊急事態を早期に把握してくれた事につながったというのです。ご自分も大いに反省はしたものの、世の中まんざらでもないということにもちょっと触れることができて、その後そのお隣との付き合いが深まったというお話をされていました。何が幸いするかしれませんが、面倒がらずこうしてまわりに話すこと、近隣に告知することが意味のあることということを改めて認識されたそうです。
みんなに理解されて作業を実施する。大事なことです
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