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2010.03.31

さぁ塗装です。道具を用意しましょう。その2

みなさんは塗装をする際にローラーなるものをご覧になったことはあるでしょうか?筒状でハンドルがついていて塗料を塗りつける道具です。正式にはペイントローラーといって先にも述べたように塗装をするのに欠かせない道具の一つとなります。ペイントローラー自体は芯になる部分(コア)と毛を植えるための基材(塗料を含むために紙おむつのような機能をもっています)、塗りつけるための毛(ポリエステル繊維・アクリル繊維)から出来ています。特徴はローラーが転がることで塗料を塗りつけることができるため効率がいいということと、ローラーの設置面が平らなため均一に塗ることが容易できるということです。特に平らで大きな面積を塗装する時は簡単にしかもスピーディに作業をすすめることができ、また塗料を均一に配ることができるのでダレやタマリといった刷毛の弱点が克服でき技術がなくても誰にでも使いこなせるといった利点があります。ただし細かな部分(たとえば凹凸が多いとか、コーナーの部分等)や狭い部分(ローラーが入らない部分や袋状になった部分)などには不向きです。また転がることで塗料が配られるため突起物や段差があると塗装ができません。あくまで平らで広くローラーが転がるスペースのある部位での使用が前提条件となります。ローラーには種類があり、まずはローラーの太さの違いでレギュラー・ミドル・スモール(ウンイナー)といった名称のタイプに別れます。
レギュラー=ローラーでは一番太いタイプでより広く、大きい面
を塗装するのに向いています。径が大きいため塗装効率は高いです
ミドルローラー=中間タイプという意味からミドルと呼ばれます。スモールタイプとレギュラータイプの中間で両タイプの利点を兼ね備えたローラーです
スモールローラー=ローラーの中では一番細いタイプで使い勝手が良いため広範囲な部位に使用できる。細いことで同一面積を塗装する場合は効率は悪くなる。形状がウインナーソーセージに似ているためウインナーローラーとも言う。
さらに、長さについても違いがあります。
レギユラー=9インチ・7インチ・4インチ(1インチ=約2.5Cm)
ミドル=7インチ・5インチ
スモール=6インチ・4インチ
続いてローラーの毛長による違い(ローラーには毛が植えてある)
短毛=5〜7o/仕上げ・薄膜塗装用
中短毛=8〜10o/中塗、仕上げ兼用
中毛=13o前後/下塗、中塗兼用、毛質によっては仕上げも兼用
中長毛=14〜18o/高粘度、小突起物、下塗用
長毛=20o前後/凹凸部、厚膜塗装用
超長毛=25o前後/下地処理剤、特殊塗料用

塗装する物、塗料の種類、塗装工程の違い、仕上げの違い等でこれらの種別の中から適したローラーをチョイスして使用してください。
刷毛とローラーを使い分けることで効率よく、きれいな塗装をしましょう!

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