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2010.12.03

いよいよ塗装本番です。STEP 1

足場の確保について
足場と聞くとよく建築現場で見られる建物のまわりに巡らされたステップだったり階段だったりといったものを想像されることでしよう。しかしここでの足場の定義として当然これらの建築足場はもちろん、単なるハシゴや脚立、踏み台や床に引いた板や布など とにかく塗装作業をするために足元という意味で考えてみたいと思います。
塗装をする際には、たとえばハケをもって塗装する場合でも目線は塗装する物へ、ハケへ、塗料が入ったバケツヘ向いているものです。つまり注意は塗装作業に注がれているのです。当たり前ですがこのことで自分の立ち位置=足元への注意は疎かになりがちです。当然何かにつまずいたり、転んだり、ぶつかったりと作業を阻害する原因になってしまいますし、ひいては塗料をこぼしたり、よけいな部分を汚したり、怪我をするなど事故につながってしまいます。
そのようなことを最小限にすること、このことが足場を確保するということなのです。
建物の工事であるならば 移動しやすく、段差が少なく、隅々までまわって行ける こんな足場がベストではないでしょうか?この建築足場については当然プロに設置してもらうのがよいでしょう。ぐらついたり、斜めだったり、届かない部分があったりでは足場としての意味がありません。またしっかり立てないと、途中で崩れたり、倒れたりでご自宅にキズがついたり壁を破ったり あるいはご近所へ迷惑をかけることにもつながります。最寄の足場業社さんへご相談なさってどういう作業がしたいか、どこを作業したいかをよく相談して仮設することをお勧めします。最近は大手の足場業社さんも個人宅の足場設置を手がけているところがあります。またプロや塗料販売店へのご相談もお勧めします。
それ以外の足場確保についてですが、例えばハシゴ・脚立を使っての塗装であるならばしっかりと固定することや場合によっては縛っておくこと、ハシゴ自体が壊れていないこと等を確認することが必要と思います。これらの足場部材は高い所で作業することが前提です。つまりただでさえ注意散漫になっているところへさらに高所での危険がからんできます。考えられる危険を取り除いて作業することが求められますから、少なくとも倒れたり、ズレたりということがないようにしておくことです。また使用しない時間帯や作業完了後にはそのまま放置するのではなく、事故につながらないよう床や地面に横にしておくとか所定の位置にしまってしまうなどの手間を惜しまないことです。また、地面上やフラットな床での作業でも塗装物の廻りに余計なものがないよう片付けるとか板などを轢いて足元が平らな状態を確保するとか、こういった行為も足場を確保するということにつながっていきます。要は安全な状態での作業環境をつくるということと連続した作業に支障をきたさない足元の確保 このことが足場に求められる条件だと思います。言うなれば作業をするためのステージが足場です。この足場が出来るといよいよ「塗装するぞ」という雰囲気が出てきますよ!

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