柿の実から抽出したエキスによる着色顔料で暗赤色(見た目は茶色)の色合いで落ち着いた風合いが特徴です。しかし顔料としてだけではなく、古くから日本人に一番馴染の深かった防虫防腐剤として使用されていたのをご存知ですか？独特の色合いに染まり ベタ付きやざらざら感がないので木部塗装に適しています。柿渋の主だった成分はタンニンと呼ばれる物質です。抗菌作用があった為、衣服 食器 和紙などに塗布することで衛生上の問題をクリヤーしてきました。また 防水効果もあった為 番傘や蓑などの雨具にも使用されていました。柿渋をご存知の方は あの独特の臭いが嫌だといわれるケースが多いですが、本来タンニンそのものは無臭の物質で臭いの原因は不純物なのです。
現在、柿渋を精製し不純物を取り除いた無臭柿渋が主流となっております。当社ではターナー色彩から商品化された無臭柿渋を皆様に提供すべく販売しております。
昨今、人や自然にやさしい環境対応といった観点から漆喰や柿渋のような古くから使われてきた塗料等が見直され改良されて商品化されるようになって来ました。皆様に使って頂く事でさらにその良さが再認識されるものと思います。

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